写真:ベルン・スイス
最近海外留学や
海外でのプロ活動を目指す
バレリーナの卵たちや
ご両親とお話ししていると
「トレイニー」
「アプレンティス」
「バレエ団員」
の違いが明確でないのではと思うことが多いです。
特に
「トレイニー」TRAINEE
「アプレンティス」APRENTICE
この2つの違いが??なのではないでしょうか?
目次
「トレイニー」TRAINEE
こちらは言葉の語源を考えると
わかりやすいかと思いますが
学び、研修するダンサーです
「トレイニープログラム」
とは学習するプログラムです。
学校を卒業して
プロの世界へ入るための準備期間でもあり
学校とバレエ団の架け橋のような役割をします。
そこでは技術を磨くなどはもちろんですが、
プロになるための心構えを経験する場所です。
バレエ団によりけりですが、
カンパニーメンバーのリハーサルなどに参加したり
舞台にも一緒に出る機会があったり。
プロの世界を体験します。
「アプレンティス」APRENTICE
こちらは「学ぶ」よりも
実際にプロとしての活動を始める準備が
できているダンサーさん達が
下積みをする期間。
無給のところもあれば
少なくても有給のカンパニーもあります。
自分がダンサーをしていた頃の大昔には
なかったシステムで
突然プロの世界へ入って洗礼(!)を受けるよりも
段階が踏めて良いなと思う反面
少々歯がゆいシステムかもしれませんね。
少し前にあるバレエ団の監督とお話ししていました。
トレイニーの期間で彼が見ていることはずばり
人間性、協調性
- リハーサル中の態度
- 他のメンバーとのやりとり
- 受けた注意への取り組み
トレイニーからアプレンティスへの昇給の時に迷った2人のダンサーさん。
最終的には技術的には優れている人よりも、協調性の良い人を選んだそうです。
毎日長い時間を共にするメンバー
協調性がある人の方が
仕事がしやすい。
わかりますよね。
私も長年リハーサルディレクターをしていますが、
どんなに素晴らしいダンサーさんでも
リハーサル中いつも面白くなさそうな顔をされていたら
こちらもやりにくいですし
最悪の場合にはリハーサルの雰囲気を壊すダンサーさんもいます。
そんな方とは申し訳ないけれども
一緒にお仕事したいと…思ませんので、
キャストに入れません。
すぐに踊れなくても
前向きに向上性を持って
取り組んでいるダンサーさん達を
私も監督達も大好きです!!
さていい機会ですので…
グループ内での自分の行動を見直すのはいかがでしょうか?
自分は周りの仲間にどう接しているか
自分は仲間との調和が取れているのか
一緒に踊るメンバーとして皆の役に立っているか?
見直してみてください。
プロへの第一歩として大切、
かつ正団員契約への近道かもしれません!
でも実はなかなか
1人では困難である事が
エヴィデンスとして
挙げられています。
私はカウンセラーではありませんが
-
ドイツとオランダでのプロフェッショナル
バレエダンサーとしてのキャリア15年
-
国際的なステージング、
リハーサル・ディレクション、指導実績15年
- スイス・ベルン大学院でのキャリア・トランジション研究3年半
- 世界中のダンサーと向き合った実体験と知識
これらの経験をもとに
専門性と実績を備えたメンターとして
あなたを導く事が可能かもしれません。
気になるようでしたら、Instagram にてDMでもくだされば幸いです。
