2025年 バレエダンサーのトレーニングに革命?
ロンドン、ナショナルギャラリー この文章は2022年7月に書いたもの。 投稿するまでに至らずパソコンに残っていました。 **** 学べば 学ぶほど 自分がどれだけ知らないのかに気付きます。 スイス、ベルン大学院 ダンスサイエンス 7月の週末授業を 受けてきました。 教授から教わることだけでなく 生徒の皆さ...
「マッスルメモリー」って…存在するの?
写真:アテネ、アクロポリス 「マッスルメモリー」 バレエやダンスの世界ではよく聞く言葉です。 考えなくても身体が勝手に動く感覚で、ダンサーさん達が振付を考えなくても踊れる状態になることが良い例でしょうか。 でもこれは科学者さん達にとっては意味のわからない話。 あっさり「そんなの存在しません」 ふと思い出した大学院での授...
傷つくのが怖いから選ばれない?
今とあるヨーロッパのバレエ団でお仕事中。 数年前に新作として初演を迎えた作品が 再演になる為、 改めて作品のクォリティを戻し、 さらに磨き上げるためのリハーサル。 初演の際には時間がなく 準備が間に合わなかった セカンドキャストにできればチャンスを… とのバレエ団のご意向。 もちろん! 私と...
若いダンサーさんからの質問 No.3 「コンテンポラリーへ移行したきっかけ」
写真:ハイデルベルグ、ドイツ 質問3: コンテンポラリーへ移行したきっかけ 答え: バレエに限界を感じ どうしたら良いのか迷っていた時に 降って湧いたチョイス… さてプロとしての活動開始。 バラ色生活はなく イバラ道。 山あり谷あり。 当時はかなり大きかった デュッセルドルフのバレエ団。 いや~ 書きたく...
若いダンサーさんからの質問2 No.2 「プロとしての仕事が取れるまでの経緯」
写真:アルテ ブリユッケ、ハイデルベルク、ドイツ 質問2: プロとしての仕事が取れるまでの経緯 答え: 仕事が取れてもビザがおりなかったので 英国を去って欧州へ その頃は私自身を含め 私が留学後に 海外でプロとして踊り その後40年も日本を離れて 活動する将来になるなんて 微塵も思っていませんでした。 色...
若いダンサーさん達からの質問 No.1 「留学を決意したきっかけ」
写真:ネッカー川 ハイデルベルグ ドイツ 若いダンサーさんの 相談にお答えしていたら 私の当時の海外留学への意識 その後バレエ団就職に至った経緯 どちらも あまりにも …何というか… 行き当たりばったりで… 驚いたようです! 携帯もネットもない 世の中でしたし…。 話が新鮮に聞こえたの かもしれません。 お暇つぶしにど...
初めの一歩 No.2
写真:パラオ ナショナル、モンチュイック、バルセロナ 進路のテーマ、第二弾です。 少々長めです…が 悪しからず。 ダンサーさんからいただいた 質問の内容について。 想像できる範囲の オーディション応募のアプローチ方法 オーディションで何が求められるのか などは別として 今後プロとして活動し...
警鐘を鳴らすべき Significant other の一言
去年この分野に関する事を学び 自分の一番興味のある分野に値しますが スポーツサイエンス、 ダンスサイエンス 教育や心理学では 生徒やアスリートに多大な影響を与える人間を significant other(シグニフィカント アザー) と言う事があります。 この言葉の説明を アメリカ心理学会 American Psych...