ダンスの世界は不公平 選ばれなかった、その後!

バンクーバー、カナダ


キャスティング

オーディション

…ダメだった。

でも気持ちを強く持って

前進しなくては…

そんな事は分かっているけど

難しいですよね。

 

前々回「バレエ団に欲しいダンサー No.2」で

オーディションや

キャスティングで

何とも不公平に感じる評価に

ダンサーとして

1: どう考える

2: どう対応する

3: 何をする

のが良いのかをお話しします

と予告しました。

今回はそちらです。

 

目次

個性は万人に受けない?

前回の「バレエ団に欲しいダンサー #3」

では個性のお話しをしました。

個性のあるダンサーが求められると。

 

ただ個性は時として逆効果

にもなります。

え?

…散々個性の大切さを話した後で…

今更ですよね。

わかりにくくてごめんなさい。

 

例を書いてみますね。

イスクリームの

ストロベリーチーズケーキ

=自分/あなたと仮定します。

 

残念ながら

ストロベリーチーズケーキの味を

美味しいと感じない人もいます。

そもそもアイスが好きでなくて

もう少し軽めのシャーベットや

ジェラート派もいますよね。

 

個性を味の好みと考えると

万人に受けない

可能性があるのが想像できますよね?

 

皆に受け入れて欲しい自分の個性。

そうもいかない場合があります。

アーティストが生きる世界は

そんなもんです。

 

世界中の人が全員

ゴッホの絵を好きなわけではない

モーツァルトの音楽を

皆が好むわけではないのと同じです。

建設的に考える

でも選ばれなかったとき

悲しくなってしまったり

自分を否定してしまったり

…人間ですもの、ありますよね。

 

そんなとき、感情的になるのは

あまり役に立たないので

 

どう考える→ 事実を受け入れる(Accept)

相性が悪かったんだ。

それだけ。

「何でだろう?」は探さない、考えない。

だってダンスの世界では感覚的な決断が大部分なんですから。

きっとディレクターは

ストロベリーチーズケーキ(自分)ではなく

チョコファッジを探してたんんだ!

 

どう対応する→アナライズ (Analyse)

選ばれた人を分析してみる。

良いところを見つけて

考えてみる

真似るんじゃないです。

自分との違いを見つける事により

自分自身の立ち位置が分かりやすくなる。

あ、やっぱりチョコファッジだ

自分とは違う良さがある

その違いを理解する

でも比べる必要はありません!

わかってるけど

難しいと言われそうですが…

比べてしまうのが避けられないなら

自分を過小評価しない!

ストロベリーチーズケーキ

好きな人たくさんいます!

でも今じゃなかっただけです。

「そうかぁ、最近寒いから

濃厚なチョコファッジが

美味しく感じたのね」でOK!

 

どう行動をする→リサーチ (Resaerch)

自分の個性を伸ばせるバレエ団や

振り付け家の作品を多く持つカンパニーを探す。

自分の可能性をどこならばいかせるのか。

ストロベリーチーズケーキ(自分/あなた)の良さが

一番光るのはどういう場合なのか

 

A ヨーグルト系あっさりアイスとのコンビ?

B ナッツ系こってりアイスとのコンビ?

C フルーツ系ジェラートタイプとのコンビ?

 

仮にAだとしたら

ヨーグルト系と思われる

カンパニーや振り付け家を探し

徹底的に研究する。

そこのレパートリーなどを

たくさん勉強すると、

オーディションの時に

ビックリする事が減りますから

有意義に動けます。

↑「勉強する」は

振付を覚えるではありません。(しても害はないけど!)

スタイルや雰囲気を学ぶ意味です。

 

まとめ

多くの欧米のダンサーさん達は

個性のないダンサーなんて

つまらないと言います。

「I don’t want to be same as others!!」

(他人と同じなんてやだー)

 

という人達ですから!

あまり目立たない

個性を押し出さない美学がある日本の文化とは

少し違うかもしれません。

でも個性をアピールするということは

厚かましいのとも違います。

 

自分を一人のアーティストとして

ユニークな個性として尊重し

自信を持って毎日に臨む。

他人の意見や評価に左右されない。

 

そんなの無理だよって言葉が聞こえそうですが…

自分にそれを言い聞かせる事ができるのと

できないのでは違うと思います。

 

オーディションに受からなかった

狙っていた役にキャスティングされなかった

=やっぱり私はダメなんだ

ではなく

=今回は求められていたタイプ/キャラではなかった

 

次に進みましょう。

 

そしてもし自分が先程のA B C ↑

全てのタイプにに対応できたら

いいと思いませんか?

また改めて…

 

追伸

「ダンスの世界は不公平」

はあるカンパニーのバレエマスターの言葉です。

私が次の日のスケジュールを考えながら

「あ~、これは不公平だわ。

1日の最後のリハーサルが

昨日と同じダンサーになってしまう。」

と言った所、口を半分開けてキョトンとされ

「何それ?ダンスに公平なんてないよ!」

「This is dance! Fairness doesn’t exist!!」

まぁ…

そうなんだけど…ね。

現実は厳しい〜。

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA