若いダンサーさん達からの質問 No.1 「留学を決意したきっかけ」

Necker Heidelberg Germany

写真:ネッカー川 ハイデルベルグ ドイツ

若いダンサーさんの
相談にお答えしていたら
私の当時の海外留学への意識
その後バレエ団就職に至った経緯
どちらも
あまりにも
…何というか…
行き当たりばったりで…
驚いたようです!

携帯もネットもない
世の中でしたし…。

話が新鮮に聞こえたの
かもしれません。

お暇つぶしにどうぞ!

質問1: 留学を決意したきっかけ
答え: たまたま受講したクラスで勧められて…

私の留学は
突然決まりました。

全く予定していなかったんです。

私にとって海外留学は
世界が違う夢物語り
のように聞こえていて
自分に置き換えてみたことさえ皆無。

海外で活躍していらした
日本人ダンサーさん達も
まだまだ数人だった時代。
そんな方々は
自分にとっては
遠い宇宙の彼方で
輝く星であり
「挑戦してみたい」なんてことも
本当に考えていませんでした。

両親は私がバレエに一生懸命な事に
反対さえしませんでしたが
特に賛成でもなく
何かに打ち込んでいるのは
良いことだ…くらいの意識でしょうか。
特に父は
「何それ?」
という感じでした!

中学生の頃から
バレエの公演に
「全ては参加できないよ」
とのお話をされており
どの公演又は
コンクールに参加するかは
自分で決めなさいと。
(当時はコンクールも少なくて
…2つ?3つ?くらいで
さほど悩みませんでしたが!)

お勉強は特別できませんでしたが
小中学校の頃は
学校の成績が悪いと
バレエの練習に行かせてもらえない
高校進学の際には
せめて短大は出ないと
バレエはやらせない
というペナルティがあり
それなりに必死で…。

短大への進学も決まった頃でした。

東京で開催されていた
当時は数少ない
「海外からの招聘講師」の
講習を受講。
そこで講師として
ロンドンから来日しておられた
Ms Barbieriに
スカラシップを出すので
自分の教えている所へ来ないかと
お誘いを受けました。

情報を得ることが
今のように簡単ではなく
どんな学校なのか
自分のレベルで大丈夫なのか

行ってみないと
やってみないと
わからない。

選択肢も少ない頃でしたので
なんだか宝くじを当てたような…?!

知らないない学校だけど
先生は大変著名な方だとのお話し。
なんだか良く分からないけど…
「信用して行ってみる…?」
「じゃ…とりあえず1年?」

短大には休学届けを出して
行ってみるかぁ〜となり。

何事も経験…と考え
卒業後の数ヶ月間
パン屋さんと
和食のファミリーレストランで
アルバイトをし
英会話教室に行く
費用を稼ぎながら

9月を迎えて
人生初のフライトで
ロンドンへ。

という事で
決意なんてたいそうな事もなく…(笑)

続きは…

質問2: プロとしての仕事が取れるまでの経緯

です。

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