若いダンサーさんからの質問 No.3  「コンテンポラリーへ移行したきっかけ」

Heidelberg Germany

写真:ハイデルベルグ、ドイツ

質問3: コンテンポラリーへ移行したきっかけ

答え: バレエに限界を感じ

どうしたら良いのか迷っていた時に

降って湧いたチョイス…

 

さてプロとしての活動開始。

バラ色生活はなく

イバラ道。

山あり谷あり。

当時はかなり大きかった

デュッセルドルフのバレエ団。

いや~

書きたくない経験を

たくさんして

精神的にかなり

良くなかった頃も。

20ヶ所程の

オーディションを受けても

箸にも棒にも。

人生最短のオーディションは

プリエのみ…終わり

なんて事もある中

バレエ辞めようか

とも悩みましたし…。

 

辛いだけ。

どうでも良いわ…

となった時期も長く…。

 

コンテンポラリーに

移行した経緯も

友人のオーディションに

付き添いで参加した

オーディションに

受かってしまい…。

(不謹慎に聞こえて

すみません。

予定のない日曜日でした。)

色々と行き詰まっていたので

そんな方向転換も

良いのかな?

なんて…超安易な考えを

実行してしまいました。

 

さてコンテンポラリーを

経験した事のない私。

コンテンポラリーがメインの

カンパニーに入団。

その後の悲劇は

割愛致します。

 

しばらくの間は

使い物にならないダンサーで

振り付け家さん達から

呆れられるは

怒鳴られるは

アザだらけになるはで…

本当に悲惨でした!

 

使い物になるダンサーになるまで

1年くらいかかったかな…。

 

それでもなんだか

「しっくり」は来なくて

また辞めたいな~の

気持ちがむくむくと育ち…。

 

皆が想像するような

スムースな展開では

ありませんでした。

それでも常に

お仕事があり

こんなに長く

踊って生計を立ててこれた事。

光栄である事には変わりありません。

 

携帯電話も

インターネットも

なかった時代に

行き当たりばったりの

生き方を歩んできた

私の話が

今の若い方々には

想像のつかなくて

面白かったようです。

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA