他人と比べて自分は? 

 

 

他人より優れる必要はない

までの自分自身よりも優れていれば良い

ウエイン・W・ダイアー

 

 

“You don’t need to be better than anyone else.

You just need to be better than you used to be

Wayne W Dyer

 

 

 

他人との比較、ついしていますよね。

悪い癖だと思われがちですが、意見が分かれます。

比較することよりも
その後の気持ちの持ちようが問題なようです

 

目次

比較自体は悪くない

ついつい他人と比較をし

その後に自分は劣っていると感じ、

「やっぱり自分はダメなんだ」

「そんな才能は持っていない」

「到底追い付かない」

… 自分をマイナス感情で抑えていますよね。

その時に

「このやろ~、絶対超えて見せる」

「あの人ができるなら、自分にもできるはず!」

「くやし~、見てろ~」

と思える人は強い。

そしてその感情を踏み台にして

「負けないぞー」の炎をエンジンに

ロケットを打ち上げ

登り坂を歩むことができれば

比較自体はポジティブにも働きうる。

どちらにしても「他人」がキーワード

比べる対象が「他人」でなくなる必要がある

比べる対象は「自分」の Before & After !!

 

SNSの危険性

SNSも自分と他人を比べる事に大貢献する物ですよね。

Facebookを長時間利用し、うつの症状が見られる人は他人と自分を比べがちだという調査結果を米ヒューストン大学の研究者が発表した。「友人が投稿した人生のハイライトシーンと自分の現実を比べ、孤独や寂しさを感じてしまう」のだという。”

自分がどん底のにいる時

同期の友人の成功ストーリーを見て

世の中のどれだけの人が心底「それは良かった」と喜べるだろう?

特にその成功が自分も計り知れない努力をしているテーマやライバルだったら?

どん底の「底」がなくなりそうです。

でも多くの人が楽しいことや良いことがあった時に写真なりビデオを投稿します…

SNSの有名人や友人の投稿は彼らの姿100%ではない事を気づいて下さい

ここでも再度「他人」(友人、有名人)がキーワード

SNSは他人の一番はなやかな時や良い部分の見せびらかし!

 

 

バレエの世界での現実

バレエは常に他人との比較と隣合わせ。

小さい頃からずっと。

発表会に出る時に同じクラスの子たちと

「一列に並びましょう。XXちゃん真ん中ね。」

「XXちゃん前ね。」

もう始まってる。

その上に鏡に映された自分の姿を常に直視。

踊りの上手下手ももちろんですが、容姿の良い子は好まれます。

隣の子と比べて足が上がらないのも一目瞭然です。

比べられ、そして自分自身でも

他人と自分を鏡を目前に比べます。

これはプロになっても変わらず。

常に比べられているし、比べている。

バレエ団に入るオーデイションはもちろん

入った後の配役、昇級、

終わる事なし。

最悪の場合には引退後の人生にも

比較グセを引きずり…

またまた気持ちは不安定。

はい、また「他人」がキーワード

隣のx xちゃん、隣のx xさん、みな他人。

 

問いかけ…と少し私事

「勝ちたい」「優れていたい」

人間であれば多かれ少なかれある欲求の一部だと言われますが

幼少期に年上の兄弟姉妹と比べられる前

保育園や幼稚園に行ってお友達に会う前

つまり1歳や2歳の頃に

すでに人間として持っている感情なんだろうか?

それとも誰かに比べられる事によって育っていく要素?

自分の感情が揺さぶられる?

でもそこでポジティブな方向の考えに持っていける人たちは何が違うんだろう?

自信?

遺伝?

想像でしかありませんが、私は成長の過程で違いが出るのではと思います。

 

私は一人っ子でしたから、幼少期に比べられる日常はありませんでした。

「勝ちたい」の感情はいつから発生したんだろうか。

いつかから、確かにどこかに少しあった。

でもどちらかと言うと、素直に「勝ちたい」よりも

「自分はどうして認められないのだろう?」

の方が私の思考の大部分を占めていたと思う。

その当時の私を知っていた仲間、友人には

「認められてたじゃ~ん!!」と言われると思う。

でも自分では納得いくほど認められていなかった。

常に劣等感のような

なんでダメなんだろう?

あの子の方が認められるのはどうして?

の考えが頭の中をモヤモヤとしていた。

でもそれはやっぱり「勝ちたい」の裏返し

「勝ちたい」のに勝てないから

「なんで?」の質問が常に離れなかった

と気づいたのは今です。

これを書きながらです。

プロになった頃にすぐに平手打ちをくらった経験があり

何が足りない?

何がいけない?

容姿が問題?

日本人だから?

と自分を認められない感はプロになって減るどころか

ウィルスのように増え続け…

いつも

メンタルを強く持とう

他人と比べない

自分は自分

と思っても難しかったです。

数分しか持たずに涙が流れる事しばしば。

せめてSNSのない時代で助かりました。

 

改善へのステップ!

再度言いますね。

比べる対象が「他人」でなくなる必要があります。

比べる対象は「自分」の Before & After!!

 

「他人より優れる必要はない」

理屈では、はい、わかります。

そう信じられたら素晴らしいです。

 

「今までの自分自身よりも優れていれば良い」

本当にそう言ってもらえると…ありがとうございます。

そう考えたいです。

 

でも上手くいかない瞬間ありますよね

そう言う時は思いっきり泣いて

その後、次の日にでも割り切る!

そして改めて、自分にフォーカスする!

自分の頑張りと成長を褒めてあげて下さい

 

「今までの自分自身よりも優れていれば良い」

そう考えられたら

後からでも自分の努力の成果を見つけられたら

成長が自分自身で認められたら

泣きついた友達にそう言ってもらえたら

精神的に回復して、次の日からまた学校に、会社に、

バレエのお稽古に、バレエ団のリハーサルに出られるかもしれません。

 

もしお友達がこの言葉が必要であろうと思うような機会があれば、

是非伝えてあげてくださいね。

他人との比較を自分自身の感情とうまくかけひきをしながら

登っていく階段の一段として使えると良いですね。

 

ドイツ、アウグスブルグの小川

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA